マーケティングとは

海援隊

2006年11月22日 08:02

岡本正あきさん 経営品質賞入門からの引用です
マーケティングとは「顧客の満足あるいは目的のために,
製品・サービス・アイデアを具体化して提供するプロセス」と定義されている。
  中略  特定の手段に限定して自社のマーケティングを考えると
壁にぶつかってしまう。製品やサービスは時代遅れになる事があるからだ。
自分の事業を「鉄道ビジネス」としか考えていなかった鉄道会社は顧客側の
輸送という目的に対してトラックや航空機と鉄道を組み合わせたサービスを
組み合わせたサービスを開発する事に考えが至らない
冒頭の定義の真ん中を全て飛ばしてしまうと「マーケティングとはプロセスである」
ということになる。製品やサービス,アイデアはあくまでも一つの結果である。
マーケティングとはこの結果ではなく,それを創造し提供するプロセスを指している。
顧客の目的を何らかの方法で解決していくプロセスがマーケティングなのである
つまり企業は顧客の目的を達成するためのひとつのシステムだと考えれば良い。
「鉄道」ではなく「輸送システム」なのだと自覚するのである
以下 私の所感です
この節は 岡本さんの著書の中でも私にとって印象的なものの一つでした。
特に印象的なのは企業は顧客の目的を達成するための一つのシステムだという部分でしょうか。
この様な考え方に立つと企業・顧客を取り巻く様々なことが非常に判り易くなります。
そのシステムの良し悪しの基準は恐らく顧客満足度であり劣るシステムは淘汰され
ていくのでしょうね。そしてこの,顧客満足は常に変化しており 優れたシステムは
この変化をも常に自社のプロセスに先取りして変化することができるシステムを
さしているのでしょうね。
今日,ご紹介の節は 私自身非常に納得する節のご紹介でした
皆さんは如何でしたでしょうか・・・
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