プロセスの革新

企業は永続することが宿命づけられております。
しかし,その事業環境は日々刻々と変化しております。
業種によって事業環境変化のスピードの速い業種と遅い業種の
差こそあれ永続する為に企業は その環境の変化に対応しなければなりません。
以下 今日,お伺いした建設・土木業の役員さんとの会話からの気付きです。

建設・土木業と言えば公共投資の相次ぐ減額に伴い 従来は公共機関からの
仕事を如何に上手に呼び込むかが事業成功の鍵であったものが
今では民間の仕事をどれほど粗利の高い金額で受注できるか
そして仕事の絶対量を確保するかが成功の鍵へと変化していると言われます。

この様な環境の中で,この会社は土地活用のコンサルから請け負える会社を
目指されているとの事です。その為に この役員さんもCFPという資格を取られた
という事です。つまり,土地活用を考えておられる一般の地主方に土地活用の
お手伝いをすると共に開業医や外食産業等に対し土地を斡旋するのだそうです。
これをすると建設費用は相見積もりにならず充分な利益が取れるし,地主の方も
ノウハウの提供を受けられるという事でwin/winになるという事だそうです。
要するに従来は建築や土地の造成のみを行っていたビジネス領域を見直し
より顧客の懐に飛び込んで土地活用の企画段階から 顧客を支援し
顧客の土地活用も成功させようというものなのでしょう

以下 私の所感です
業種,業態は全く違いますが 我々の業界と非常に似たことをやろうとしているな~ 
と感じました。
ビール会社の営業の話を昔,聞いたことがあります。
彼らは,お客さん(スナック等)にビールや製品の紹介など しないとの事です。
お客さんのお店に行って,店内の装飾とか,レイアウトとかについてアドバイス
されているという事です。そのお店が人気が出て儲かれば自分の商品も売れる
という事です。非常に道理に適っておりますね。
そして,何よりも顧客の立場(お店)に立った営業ですよね。
業種・業態の違いこそあれ これって今の企業が生き残る為の非常に重要な
戦略のヒントが隠されているように思われました。
こんな印象を持ったのは私だけでしょうか・・・・?


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営業同行
営業同行(2009-04-17 08:08)

この記事へのコメント
こんばんは
ビール会社の話は私も共感できます。しかし、お店の売上げを上げるための戦略であって、もっと広い視野で考えなければこれからはいけないと思います。たとえば、どんな企業でも人間社会を豊かにしたい、幸福にしたいと考えて会社を作るのは当然のことだと思います。夢を実現するためにビジョンを明確そして鮮明に写しだせることが大切であり、その企業に使命(ミツション)が与えられるのだと思います。これは、大企業でも零細企業でもみな同じです。この頃、日本の企業も使命に目覚めた企業が出てきたことは、自分としてもうれしく思う半面悪い会社も出てきて、今の時期が一つの転換期にきているとかんじてます。しかし、もっと大事なことがあります。それは、使命(ミツション)には、正義がなければいけないと思うのです。経営者から末端の社員まであればどんな状況でも乗り切っていけるはずです。顧客第一主義とお題目のように唱えている会社ではなく、自分の使命に目覚め 正義感のある人材が多くいる企業が勝利していくと思うのです。何十年~何千年も・・・・・
  未だ自分の使命に気づかないオヤジより 合掌
Posted by まさ at 2006年09月13日 23:35
まささん いつもコメントありがとうございます
まささんがコメント頂いていることって 経営品質で
言っている事に かなり近いように思われますが
経営品質との接点をお持ちなのでしょうか・・?

私も 同感です。

使命,志ですよね
以前のブログでも記載しましたが 今は孔子の時代より
随分と人生が長くなっています。
「30にして志を・・・」 今からでも決して遅くないですよ きっと
是非 高い志を・・  願っております
                          kaientai
Posted by kaientaiです at 2006年09月14日 18:42
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