それは情報でしかない

それは情報でしかない
W.グラッサー著 アチーブメント出版 「グラッサー博士の選択理論」
より以下引用

  選択理論によるとみじめな感情も含め自分たちの行動のすべてを
  自ら選んでいるのである
。他人が私たちをみじめにしたり、幸せに
  したりするのではない。私たちが他人から得るもの、与えるものは
  すべて情報であり、情報はそれ自体で私たちに何かをさせることも、
  何かを感じさせることもできない。



最初、この著書を読んだときに この部分は理解できたような
理解できなかったようなモヤモヤした印象だった。
今、現在の私の理解は下記のように理解している。

  私たちが生きる現実世界から私たちは五感を通して
  様々な情報をえる。そしてその情報は私たちの中で
  様々な意味づけがされて(全ての情報に対してでなく
  その人の関心のある情報についてのみ・・)
  脳の中で情報は知覚へと変わる。
  この情報から知覚への変化が無意識に行われて
  いるために、私たちの脳は知覚を現実と錯覚して
  しまうことが多い。

  例えば、五体不満足の著者:乙武さんには生まれ
  ながらにして両手両足がない。世間の多くの人は
  彼の様子を不憫に気の毒な人と知覚している。
  しかし、当のご本人はその現実に対して何ら気に
  する様子もない。彼の知覚世界は世間の常識と
  明らかに違っている。現実は乙武さんに両手両足が
  生まれながらにしてないということ。乙武さんご自身が
  自分は可哀そうだとか不運だとかと知覚し憂鬱な
  塞ぎ込んだ人生を送るのか そうでなく前向きで
  ポジティブな人生を送るのかは乙武さん自身で
  決められている。

  即ち、現実世界から入ってくる情報は情報でしかない
  ということになる。私たちがみじめな感情を持つのは
  私たちの脳がみじめという感情を選択している。





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