先日の宋文洲さんの講演より気になった言葉,キーワードを抜粋し
考えてみました。
・30~50年 日本の営業はシステムとして改善・改革されていない
故に(ムダが非常に多く改善できれば)宝の山になる。
それに反し,日本の製造業は標準化・分業で世界のトップレベルにあるのに・・
・付加価値は根性や頑張りだけで産まれたりしない
(高付加価値の仕事ほど 精神論が効かなくなる)
・売買(売れるから買う)ではなく買売(買うから売れる)のだ
何故買うのか 欲しいから買うのだ
一生懸命売れば売れるの? 足で売ることができるの?
・いじめで自殺する子どもは何故,親に相談しないのだろうか?
相談しても日本の親は頑張れとしか言わない
逃げ道は教えない それが子どもにはわかっているからだ
・残業している社員を頑張っていると評価している
女性の社会進出が進まないのは この残業社会が原因だ
人事評価も上司の好き嫌いになっている 残業する奴はいい奴なのだ
・日本の営業マンの仕事の8割は付加価値の無い仕事をしている
付加価値のある仕事から着手して定時に帰る
仕事はポートフォリオ 限られた時間を何処に配分するのか
セブンイレブンは小さな店で何故強いのか 棚の活用にある
・戦略とは戦いを略すこと 何をやめるかを決めること(孫子/ドラッカー)
頑張れは全てをやってしまう これは戦略でも何でもない
等々 多少間違い,誤解もあるかもしれませんが
このようなお話をされていたように思います
宋さんの著書「やっぱり変だよ日本の営業は・・」についてトヨタの張さんが
絶賛されたとか 何故だろうと思っていましたがこの講演を聴いて
私なりに納得がいきました。(当たっているかどうかわかりませんが・・)
営業を 企業システムの一部分として考え 改善・改革をしていく部分かなと
思われました。売れなければ営業が頑張れ,製品不良がでたら製造部門を
怒る といった類の分析では何ら企業競争力が育まれない。
経営者は やはり営業を 企業活動の一部分と考えシステム思考で強化
すべき領域と認識すべきなのでしょうか?
あと,戦略とは戦いを略すこと これは面白かったですね
本を読む以上に 面白いご講演でした