品質意義の見直しの時代(1)

先日,仕事である会社の社長さんを訪問し雑談することとなりました
その会社は とある大手製造業さんに部品供給をしている企業なのですが
東南アジアでの企業業績について語ってくれました
その内容とは 東南アジアのある国では その大手製造業さんの
商品が 作れば作っただけ売れるそうです
結果 部品メーカーさんも現地へ進出していくと
作れば作るだけ売れたそうです
我が国にも 高度経済成長という時代がありましたが
まさに そういう時代なのでしょうか

国民の所得水準が上がってくると
今迄は買えなかったものが 誰でも買える様になります
すると消費は爆発的に伸びますが 逆に供給が
追いつかない状況になります
これが作れば作っただけ売れる状態を指します
(当然,製品として当たり前の品質はクリアしていることは
最低条件になりますが・・)

この様な環境だと企業は製品としての当たり前の品質を
備えることと供給力を増強するだけで商品は売れていきます

しかし,一旦 消費が飽和状況になると事業環境は
根底からガラリと変わります
即ち,消費者が求める品質が がらりと変わるのです
具体的には 他人と違うものを持ちたいとか
消費者個人個人の好み・嗜好が決め手になってきます
(今の日本の事業環境はこの状態ですね)
また,同じ消費者でも 時と場合によって商品の選択基準が
変わってくることも当たり前の消費活動となってきます
これを供給者(企業)側から観ると
作れば売れる時代 から 売れるものを作ることが求められる
時代へと変化したことになります

日本の企業には この様な環境変化に柔軟に対応できる
企業体質・企業文化が求められてまいりますね
では この柔軟性を企業は どの様にすれば
手に入れられるのでしょうか・・
これは また続きをご期待下さい


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この記事へのコメント
我が家は個人事業で、企業ではありませんが、大いに当てはまります。
続きを楽しみにしています。
Posted by ママハハ at 2007年09月04日 09:06
ママハハさん おはようございます
え~そう言って頂けると とても嬉しいです
一人でも そう言って頂けるなら
続き書かせて頂きますね
とっても嬉しいコメント 有難うございました
Posted by 海援隊海援隊 at 2007年09月05日 05:37
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