単なる品質と知覚品質

私が社会人になりたての頃 勤務先の会社ではQC活動に非常に力を注いでいた。
QC活動とは 同じ職場で小集団を結成し統計的な手法を駆使して業務改善を行うものです。
しかし,最近はQC活動が活発に行われる様子は 殆ど見当たらない。
何故でしょうか?

経済全体が右上がりの時(丁度,今の中国でしょうか)は,如何に安く,速く,規定品質以上の
物を大量に市場に提供できるかが 企業の競争力でした。
しかし,右上がり成長でなくなると たちまち,この仕組みでは立ち行かなくなります。
需要と供給の関係が逆転するからです。
この状態になると 商品・サービスに求められる品質とは工場が設定する基準での評価軸では
なくなり,顧客が設定する基準へと変化していきます。
この顧客側が設定する品質基準を知覚品質といいます。

さて,話を戻して 私が入社した頃に活発だったQC活動ですが この活動の品質は
知覚品質ではなく 単なる製品の基準・単なる品質に対する活動なのです。

需要と供給の関係の変化によりQC活動は 役立たない手法になってしまったという
ことでしょうか 
では 如何にこの知覚品質を高めて行くのか これは大変難しそうですね・・
この続きは また次回に      kaientai


同じカテゴリー(経営,経営品質)の記事
リーダーシップ
リーダーシップ(2009-07-10 08:08)

社会との調和
社会との調和(2009-07-03 08:08)

社員重視
社員重視(2009-06-30 08:08)

独自能力
独自能力(2009-06-28 08:08)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
単なる品質と知覚品質
    コメント(0)