経営に限ったことではないが 失敗と成功を分けるのは「考えの深さ」だと言われている。
考えが浅い為に失敗に陥り,逆に考えに考えるから成功する。
では何故 深く考えないのか?
マズローは生理的欲求,安全の欲求は「生存志向」といい,この段階の人間は
「腹が減った」「トイレに行きたい」程度のことしか考えていないという。
会議に出ても何も考えず何も発言しない。犬が集まって話し合っているようなもの。
次に,マズローの帰属欲求,尊敬欲求は「関係志向」という。このレベルの人間は家族・上司・同僚
などと親しい関係を維持したい,発展させたいと考える。「上司に認めて欲しい」「家族に
尊敬されたい」など,考えることはするが どうしてもしがらみに陥りやすい。
最後に,自己実現欲求 これは「成長志向」と言われる。
このレベルに達して初めて人間は物事を本質的に考えようとする。
経営に関しても この段階ではじめて前回紹介の「価値を前提とした考え方」をする様になる。
話を元に戻し「何故,深く考えないか?」の答えは 人間の意識の中にあると言える。
企業が卓越した経営を手にする為には その社員皆が成長志向の意識にあることが
求められる。そして,それを実現する為に企業には 価値を前提とした戦略をもつことが
不可欠と成る。
経営品質は いつ接してもその「考えの深さ」に教えられる。
今後もブログの投稿を通じて その本質的な考え方を学んでいきたいと思う
kaientai