3人の石切工の話(ニ人目)

7日に投稿した石切工の例え話その2です。
「あなたは何をしているのですか」の問いかけに二人目の石切工は
「私は国で一番の石切工になるんだ」と答えます。
職人気質で張り切るのは立派だが,組織の中では これは困り者との事です。

トヨタ生産方式の産みの親 大野耐一氏はこんな例えを使ったそうです。
ボートは8人で漕ぐ。4人は左側 残り4人は右側。
これは うまく漕がないと蛇行してしまいます。
俺は力が強い あいつは力が弱いから その分2倍こいでやろうと
すると ボートは蛇行して全く進まなくなる。
皆がうまく力を配分し 一つのタクトに従って同じ深さにカイを入れていく。
それが一番ボートを速く進める方法である。


以下 著者の解説です
この男は技術で一番になろうとしている。
技術は経営には欠かせない。しかし技術だけに関心を集中してしまっていて
ある限られた領域だけの仕事を目的化し 組織全体の目的を見失ってしまう。

以下 私の所感です。

二人目の石切工の話を読んだ時 それはそれで必要な事と私には
思えました。しかし,この後の3人目の石切工の話を読んだ時に
著者が我々に何を悟らせようとしているのか 良く分かりました。
皆さんなら 此処までで随分と想像がついているのではないでしょうか?
では 次回,3人目の石切工について紹介させて頂きます。

                               kaientai


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この記事へのコメント
>海援隊さま
はじめまして
いつもではなくて、たまに拝見させて頂いてます。いつもではなくて申し分けないと思ってます。
しょうかそん塾も興味の対象ですが、吉田松陰も少し興味がありまして、たまたまブログにあったので拝見させて頂きました。特に歴史に興味があるという訳では無いのですが、時代の流れの中,フッと彼の存在も・・・現代に生きるわれわれに??と思うことも.よく解ってないのに偉そういってすいません。
よく勉強してからにします。
Posted by ムラケン at 2006年06月11日 22:11
はじめまして ムラケンさん。
コメント有難うございます。
僕も 全然,わかってなく 書いていますので気になさらずに
これからもコメント下さい。
私自身 実はもっともっと 皆さんに読みやすい投稿をと思い
書いているのですが なかなか難しいと感じながらやっております。

吉田松陰についても これから本を読んでみたいと思っていますので
まさに これからなんです。ムラケンさんが書かれているように
何かに 気付かせてくれそうな気がしています。
吉田松蔭に関して 何かありましたら また教えてください。
                               kaientai
Posted by kaientai at 2006年06月12日 03:08
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