日本経営品質賞では理想的な経営,素晴らしい組織の条件として四つの経営理念をあげています。
その中から今日は 顧客本位についてご紹介します。
以下 岡本正あき氏 経営品質賞入門より引用です
顧客本位
組織を利益追求の仕組みでなく,顧客満足の実現プロセスと考える。
但し,顧客満足というのは何でも顧客の言うがままになれというのではない。
それぞれの戦略から導かれた顧客満足のあり方を作り上げ,
それを追求していくことを言っている。
以下 私の所感というか 私なりの理解です
顧客本位と一般的に良く言われますが,ここで言う顧客とは具体的に誰なのか
という事が非常に重要になってきます。なぜなら,企業ごとに顧客とは千差万別で
全て違うからです。従って,顧客本位という言葉自体は一般的に使われますが
個別の企業にしてみると 顧客本位のやり方,対象は全て違うのではないかと思います。
皆さんの会社の顧客は一体誰でしょうか?(疑問があったらコメント下さい)
例えばレストランであれば ファミリー層なのか,独身者なのか,お年寄りなのか
女性なのか,セレブなのかによって 顧客本位のやり方は全然変わってきますね。
セレブを対象とするレストランが 私のような貧乏な営業マンにお前の店は高いと
・二度と来ないと言われても 全く気にする必要がないのかもしれません。
この様に 顧客本位を戦略的に考える時には まず,顧客の明確化(選択と集中)が
第一歩となるように思います。その後で選択された顧客層が どの様な特性,潜在ニーズを
持っているか深く観察することが求められてくるのでしょうか?
kaientai