学生時代からニックネームは いつもこんな感じです。 高校生の時に司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」に出会って以来 大好きな坂本竜馬にあこがれる万年青年です(気持ちだけ)。 私は何時の日か 起業をしたいと思っています。 起業への想い・経営品質賞からの気付きと教育問題等について私の日々雑感を交え投稿させて頂きます。 ブログの投稿を通じて日々勉強,成長できればと考えております。
チャン・キムという経営学者は5年間,収入,利益とも高成長の企業と,
業績がそれほど良好でない企業とを調査した。そして,この2つの業績
格差は何によるのかを対比した。株式の公開・非公開,業界そのものの成長率,
ベンチャー型と伝統企業,経営者の年齢等々を比較した。
だがこのうちのどの要素も系統的に関連していないことがわかった。
高成長は組織の大小を問わず,ハイテクやローテクも,新規企業も
既存企業も,非公開企業も公開企業も,そしてどこの国籍かなどとは
無関係に達成されている。一貫して関係していたのは,2つの企業
グループの幹部が戦略について”考える姿勢”であった。
企業幹部に面接する際,キムたちは彼らの戦略的な行動と
その背景にある考え方を説明してくれるように頼んだ。
これによって5つの次元を理解することができた。面接の内容分析に
表れたものにキムたちは衝撃を受けた。業種を問わず,高成長企業の
幹部は例外なく,価値革新を語っていた。対して,低成長企業の幹部は,
既成の戦略路線に沿って考えていた。
加えて,キムらは約百社の新事業を調査研究することにより,企業の
収入・利益の両方の成長に対する価値革新の影響を定量化することが
出来た。既存路線の拡張,つまり部分的改良は,新事業の86%を
占めていたが,総収入は62%,総利益ではわずか39%しか貢献して
いなかった。残りの14%の新事業が,つまり,真の価値革新が,
総収入の38%,総利益の61%の貢献をしていたことがわかった。