経営革新と経営幹部の役割

久し振りに経営品質賞アセスメント基準書からの引用です
個人がこうありたいという将来像を描きそれに向かって努力するように,
組織も,経営幹部をはじめ組織の人々すべてがそれを信じて疑わず,
しかも顧客や社会から尊敬される「理想的な姿」を描き,それに向かって
いくことが求められています。
経営幹部は,社会を含めた経営環境が日々変化する中で「理想的な姿」を
実現する道筋を戦略(革新計画)として明らかにしその道筋に従った
プロセスを創造し,日常現場で執行される状態をつくる責任を負っています。
その為の経営幹部の役割を考えています。

以下 私の所感です
以前,職場の上司(役員)と雑談したことがありました。
役員)「会社というのはサラリーマン社長では駄目だね。
      オーナー社長でないと・・・」
私 )「私のお客さんを例にとるとオーナー社長でも 2種類ありそうですよ
      一つはオーナー社長というより 同族会社
      もう一つは叩き上げのオーナー社長」
役員)「そうだね 同族会社から一皮剥けないと厳しいね・・」

私,この役員の方を結構 尊敬しております。
私が思いますにサラリーマン社長というのは 社内での立身出世型で社長に
まで成られた方が多いようです。必然的に彼らは社長になってからも株主や
親会社と約束した財務数値(予算)をクリアする事を組織の目的に置きがちです
何故なら,過去のサラリーマン生活で そうする事で成功を収めてきましたので
この習慣が骨の髄まで染み込んでられるからです。
これはなかなか脱皮できない宿命なのでしょう。
故に このタイプの社長さんは 引用文にある”顧客や社会から尊敬される
「理想的な姿」”
を描く事の意義すら気付かずに経営を行おうとします。
すると 組織としての理想的な姿を持てません。 当然,「戦略(道筋)」も
持つことが出来ませんし,プロセスを創造し現場を創ることも出来ません。
これが 良くある平凡な会社のように私には思えます。

同族会社もしかりです。同族会社の目的は 往々にして社会への貢献とかよりも
如何に一族を護るかに置かれがちの様に思われます。以前 話題になった
ガス給湯器の会社がそうであったように記憶しております。

組織のリーダーたる経営者にとって 会社・組織の社会における価値観,存在意義を
明確に展開することの重要性はこの辺にあるように思われます。
皆さんの会社の経営幹部の方って どの様なタイプの方でしょうか?


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